「おっぺす」とは所沢および周辺地域の方言で「押す」という意味です。私たち「おっぺすとみおか」は地域の方々の背中を押して、一緒に仲間に溶け込んでほしい、という気持ちでサロン活動などを展開しています。

以前、所沢市では「地域福祉コミュニティ推進事業」が市内全域で取り組まれており、富岡地区でも2009（平成21）年度に何度か懇談会が行われました。そして同年9月の懇談会で地域福祉活動団体の旗揚げについて話し合われ、翌年の2010（平成22）年7月、所沢市富岡地域福祉ネットワーク「おっぺすとみおか」が誕生しました。

結成直後の話し合いから、まずはサロン活動や「認知症サポーター養成講座」などに取り組みました。所沢市保健センターの出張健康相談とタイアップして茶話会を行った時期もあります。年に数回開催した「交流会」も大変好評でした。

しかし、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、これまでのような活動が困難になり、2020（令和2）年3月以降はサロン活動ができない状況に追い込まれました。そんな状況の中で役員が話し合い、せめて広報活動だけでも、ということで「会報おっぺすとみおか」を2021（令和3）年1月より発行。また感染予防対策を踏まえての（飲食なしの）懇談会も随時行い、現在に至っています。

コロナ禍で「新しい生活様式」が提唱され、会えなくてもつながれる、そんな取り組みも求められています。「おっぺすとみおか」設立当時のスローガン「みまもりたい！つながりたい！とみおか」の思いを大切に、これからも活動を続けていきます。皆様のご支援・ご協力をよろしくお願いします。